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企業経営の中で、様々なタイミングで労働保険に関する手続きを行う必要がでてきます。労働保険とは、労災保険と雇用保険の事を指しています。定期的に発生したり、発生頻度の高い主要な労働保険手続きについて、概要をご説明致します。
従業員を1人でも雇用すると、労働保険に加入しなければいけません。
分類 | 提出書類名 | 提出先 | 提出期限 |
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労働保険 | ①労働保険保険関係成立届 | 労働基準監督署 | 保険関係が成立した日から10日以内 |
雇用保険 | ②雇用保険適用事業所設置届 | 公共職業安定所 | 最初の従業員を雇用した日から10日以内 |
労働保険 | ③労働保険概算・ 確定保険料申告書 |
労働基準監督署 | 保険関係が成立した日から50日 以内 |
従業員を採用し、雇用保険の加入要件を満たす雇用形態とする時に、資格取得の手続きを行う必要があります。
分類 | 提出書類名 | 提出先 | 提出期限 |
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雇用保険 | 雇用保険被保険者資格取得届 | 公共職業安定所 | 被保険者となった事実のあった日の属する月の翌月10まで |
添付資料として、雇用保険被保険者証(前職分)、雇用保険適用事業所、労働者名簿、出勤簿(タイムカード)、賃金台帳、雇用契約書 等が必要となります。
従業員が退職するときに、資格喪失及び離職票発行のための離職証明書作成の手続きを行う必要があります。
分類 | 提出書類名 | 提出先 | 提出期限 |
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雇用保険 | 離職証明書 資格喪失届 |
公共職業安定所 | 事実の発生から5日以内 |
労働保険料は、毎年6月1日~7月10日までに、前年度の保険料の確定と今年度の概算保険料の申告と納付を行います。この前年度分の精算と今年度分の予測額の納付を年度更新と言います。
分類 | 提出書類名 | 提出先 | 提出期限 |
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労働保険 | 労働保険概算・増加概算・確定保険料申告書 | 労働基準監督署 | 毎年6月1日から7月10日までの間 |
上記以外にも、従業員の氏名や、事業所名、住所の変更、業務災害の発生時や育児・介護休業取得時、60歳到達時など、様々なタイミングで労働保険手続きを行っていく必要があります。
また、労働保険を滞納している場合には、助成金の支給を受けられない事もありますので、必ず納付を行うようにしなければいけません。
これらの手続きに漏れがないように、しっかりとした管理を行っていく事が必要となります。