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個人事業主と株式会社の違いは様々あり、一概にどちらが良いというものではありません。ただし、事業の内容や売上の規模などによって、より適していると判断できる場合があります。
やはり、株式会社の最大のメリットは信用力です。資金調達、事業取引、求人等いずれにおいても、法人は個人事業主にくらべ信用力が強くなります。また、決算月を自由に定めることができるのもメリットの1つです。
法人化をすると有限責任となるため、金銭リスクが軽減します。個人事業の場合は、事業に失敗すれば、債務の返済に個人財産のすべてを充てなければなりません。一方、株式会社は有限責任である為、株主には会社の借金を返済する義務はありません。
内容 | 個人事業 | 法人(株式会社) |
---|---|---|
決算期 | 12月31日 | 自由に定められる |
責任範囲 | 無限責任 事業で生じた負債の全責任を負う |
有限責任 出資の範囲内で責任を負う |
社会的信用 | 法人と比べ低い 法人でないと取引が限定される場合がある |
相対的に信用度が高い |
資金調達力 | 不利である 金融機関からの融資が受けにくい |
有利である 金融機関からの融資が比較的有利に受けられる 株式の発行による資金調達ができる |
利益にかかる税金 | 所得税+住民税 15%~50% |
法人税+地方税 概ね 30%~35% |
赤字の場合の税金 | かからない | 法人住民税の均等割額がかかる 資本金1,000万円以下で従業員50人以下の場合7万円 |
給与所得控除 | 給与所得控除ができない | 給与所得控除ができる |
記帳・決算 | 単式簿記でも可 白色申告の場合比較的簡単 |
複式簿記 厳密性が要求される |
繰越欠損金 | 3年間 ※ 青色申告の承認を受けている場合のみ |
9年間 ※ 青色申告の承認を受けている場合のみ |
人材の募集 | 不利である | 有利である 有能な人材を集めやすい 会社であれば、就職した際に社会保険に加入でき、人材の募集を考える時有利となる。 |
給与・役員報酬 | 従業員の給与のみ経費となる | 給与・役員報酬ともに経費になる |
退職金 | 事業主に対して退職金を支給できない | 適正額は会社の経費となる |
生命保険料 | 事業主の生命保険料は必要経費にできない | 一定の生命保険料が経費となる |
減価償却費 | 強制償却 | 任意償却 |