無料相談予約phone03-6272-3996
2015/08/31
会社で書類の発送や資料の受け渡しなどで良く使う封筒。何気なく使用していますが、用紙の種類や定型の型があります。
ビジネスシーンで使用するものはある程度限定されますが、呼び方や型の種類等は知っておくと役立ちます。
そこで、今回はビジネスシーンでよく使う封筒の型や種類、呼び方等について簡単にご紹介します。
目次
一般的な封筒の種類は大きく「長型(なががた)封筒」「角型(かくがた)封筒」「洋型(ようがた)封筒」の3種類に分けられます。
「長型封筒」は、縦の比率が横幅に対して2倍以上ある、縦長の封筒になります。多く使用されているのは、A4が3つ折りでちょうど入るサイズの、長型3号の封筒で「長3(ながさん)」と呼ばれているものになります。
3号の数字は、封筒のサイズを表していて号数が小さい程サイズが大きくなっています。
「角型封筒」は、縦の比率が横幅に対して2倍よりも短いサイズの封筒になります。定型の用紙の縦横比率に近いサイズのものが多く、角型2号はA4サイズを折らずに綺麗に入るサイズになります。
角型も長型同様に号数が小さい程、サイズが大きいものになります。
洋型封筒は、封筒の長辺側に封口がついている封筒になります。サイズは長型に近いサイズが多く、A4が三つ折りで入るサイズの場合、長型3号と同サイズになる為、「洋長3(ようながさん)」「洋型3号」などの名称で呼ばれています。
封筒は、張り合わせにもいくつかの種類があります。一般的に長型封筒、角型封筒は、「センター貼り」と「ヨコ貼」の2種類があり、洋型封筒の場合、「カマス貼」と「ダイヤ貼」の2種類になります。
「センター貼」と「ヨコ貼」では、封筒の裏面を見た時に、貼り合せの位置が異なります。それぞれ名称の通り、用紙が重なっている部分がセンターもしくは右ヨコにきます。
センター貼の場合、印刷時に重なり部分で段差がある為、段差の箇所で印刷がずれる可能性があります。また、重ねて保管している場合に重みで表側にも余計なスジが出てしまうこともある為、少し扱いにくい封筒になります。
洋型封筒の場合には、封をする閉じ口の形状で異なります。
「カマス貼」の場合には、裏面を見た時に上下の部分が台形となっています。
「ダイヤ貼」の場合には、上下の部分が三角形の形状をしている為、ふたを閉めた状態でちょうどクロスした形状に見えます。
封を閉じる部分は止め方として様々な加工があります。
余談ですが、この封部分「蓋」「封」「閉じ口」「ベロ」など、様々な名称で呼ばれています。
封部分の種類として、「加工なし」「水糊(アラビア糊)加工」「テープ加工(蓋側)」「テープ加工(胴部分)」等が一般的です。
「加工なし」は、封止めの為の加工が全くされていないまっさらな状態です。「水糊(アラビア糊)加工」は、切手などと同じように水を付けることで封止めができる封筒になります。
「テープ加工」の場合には、蓋側と胴側のいずれかに両面テープが貼られている状態になります。
既成封筒では、予め郵便枠がついているものとそうでないものがありますが、無地の状態であっても郵便枠をつける加工ができます。
同サイズの同一の用紙であっても、製造の過程で加えられる加工になる為、いずれかを選択することができます。
封筒の加工の一つとして、透明なフィルムで窓枠を付けることができます。長型、角型、洋型のいずれにも加工を追加することが可能です。
多くの場合、製造の工程上、既に窓枠がついている状態の規制封筒か、台紙から選んで製造するオリジナル封筒かの2択になります。
窓枠のサイズは、扱う製造メーカーや加工ができる印刷会社の製造環境に依存する為、あまり決められたサイズが無く、制作の都度、業者へ取り扱っているサイズを確認するようになります。
ビジネスシーンで使う封筒の種類は一般的に、長3封筒と角2封筒になりますが、「サイズ×貼り方×封加工×郵便枠×窓枠」で考えるとかなりのバリエーションがあります。
また、封筒には用紙の種類も豊富にある為、使用する用途にあわせた適切な封筒を選ぶことができます。封筒を購入する際やオリジナル封筒を制作する際などに、参考にしてみてください。
新着記事