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2015/08/03
名刺といえば会社が印刷依頼するものの中で、発注頻度が高く、担当者が手配に時間をとられる印刷物の一つです。頻度が多いからこそ、簡単に発注したいものです。そこで、今回のテーマは「ネット印刷での名刺の発注」についてです。
名刺の印刷発注は、ネット印刷が普及する以前は、企業毎お付き合いのある印刷業者がいて、制作とセットで業者の担当者にお願いすることも多く、専門的な知識を必要としませんでした。
ネット印刷が普及してからは、早く・安く依頼が出来るようになりました。その分、依頼するデータの制作・管理であったり、依頼時に多少の専門知識が必要であったりと、依頼者側に求められる知識も増えました。
いざ印刷を依頼しようとすると専門的な質問があったり、受け渡すデータが適切でなかったりと小さなトラブルがあります。
トラブルを未然に防ぐためにも今回は、ネットで印刷入稿する際に役立つポイントについてご紹介します!
目次
本題に入る前に基本知識として、ネットで印刷注文する場合には、それなりに制限があることを覚えておいてください。
安く早く依頼が出来る分、選べる用紙が限られていたり、サイズが制限されていたり、特殊加工が出来なかったりします。決まった枠の中で依頼をすることで、「安く・早く」が実現出来ているので、その枠の利点をうまく活用しましょう。
一般的な名刺であれば限られた条件であっても良い名刺が作れます。
用紙や加工のサンプルは取り寄せが出来る業者も多くあり、特殊紙や特殊加工に特化したネット印刷の業者もあるので、一度印刷サンプルを取り寄せてから依頼するのも1つです。
入稿手配をする前にデータを手元に用意しましょう。名刺のデータの場合、デザインデータのままの状態と、印刷入稿用に用意したデータがあります。
印刷入稿用のデータで入稿することを「完全データ入稿」といいます。ネットで印刷注文する場合に最大限メリットを活かす為には、この「完全データ入稿」がおすすめです。
「完全データ入稿」について少し解説しておくと…。
名刺のデザインデータを印刷用に加工したものになります。断裁の位置を指定するトリムマーク(トンボ)であったり、どのPCでも同じように開くためにフォントをアウトライン化したりして、印刷用のデータを作成します。
名刺のデザインをデザイン会社へ依頼している場合には、入稿用のデータを作成してもらえる場合もあるので、確認してみると良いかもしれません。
印刷用のデータを手元に用意出来たら、注文を行います。
注文する時に、どのような事を確認されるのか知っていると注文時に差し戻しがなくなるので、スムーズに依頼が出来ます。
印刷を依頼する際には、色数を確認されます。
スミ1色がモノクロ印刷にあたります。また、フルカラー印刷は4色になります。他にも、2色刷り、3色刷りとあり、特色印刷などもできます。データに合わせた依頼をしましょう。特色の濃淡で仕上げる方法もあります
また、表裏の色数を「 / 」で区切って表現する為、下記のような表記になります。
名刺のサイズは日本の場合には一般的に91㎜×55㎜が基本サイズになります。他にも欧米で使用されている89㎜×51㎜のサイズ。さらに小さいサイズなど複数あります。希望サイズを事前に確認しておきましょう。
紙は沢山の種類があり、標準で印刷が可能な用紙も印刷会社によって異なります。また似た紙であっても出している製紙会社によって名称が異なる為、事前の確認が重要になります。
可能であれば、用紙サンプルを取り寄せてから印刷の依頼をした方が確実です。
制作環境の一つとして、OSの環境を確認されます。WindowsかMacかの質問に加え、OSのバージョンを回答します。自社でデザインデータを用意した場合には、すぐ答えられますが、デザイン会社等でデータを作成した場合には、事前に確認しておくと良いでしょう。
OSの環境とは別に制作ソフトのバージョンを確認されます。この場合にはイラストレータやフォトショップなどの制作ソフトとそのバージョンを回答します。
おさえておきたい重要な事として納期があります。
印刷期間によって価格表が異なる場合がほとんどです。
当然早い納期の方は単価が高く、遅い方が安くなります。ここで注意したいポイントは、自社の営業日と印刷会社の営業日のカウントが異なる点です。
365日営業の印刷会社の場合には、カレンダー通りの日数カウントをします。
また、受付日の考え方が印刷会社毎に異なります。
16時受付分までを当日受付、16時以降は翌日受付等があります。他にもデータをすべて預かった翌日から営業日のカウントをする会社もあります。
多くの場合、サイト上に納期日数のスケジュールカレンダーが載っているので、事前にチェックしたほうが良いでしょう。
印刷入稿についてご紹介してきました。ネットでの印刷注文も少しの知識があれば、簡単に行うことできます。
是非、名刺印刷の際にはポイントを押さえた上で活用してみてください。
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