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2018/06/19
株式会社として事業を行って行く上で、請求業務は重要な仕事になります。現金販売等を除けば、多くの場合請求書を発行して、売上を取引先に請求します。
提供サービスによって請求書を発行する場合、どの時点で締めて、いつまでに入金をもらえばよいか、わかりますでしょうか。
請求をするタイミングは、提供するサービスによって異なります。例えば、物品を販売する場合には、販売の都度、請求をします。また、提供サービスが1回で完結するような場合も同様に都度請求を行っていきます。それとは異なり、長期的なサービス提供や頻繁に請求がされるサービスにおいては、一ヶ月分をまとめて請求する等の請求がされます。
提供サービスの性質や取引先にあわせて請求を行っていきます。
都度請求をする場合には、サービス提供前に請求を行う場合とサービス提供後に請求を行う場合等があります。
期間毎請求をする場合には、一定期間毎の区切りが必要となってきます。サービスを提供した月の月末で締める場合や20日締め等、切りの良い日で締める場合が多いでしょう。
他にも、一回の取引金額が少額の場合等には、請求額が一定まで貯まったら請求をするケースもあります。
(表)
締め日を定めたら、次に支払いサイトを定めます。支払いサイトとは、支払いまでの期間を指します。都度請求する場合で前払いで請求をする場合には、支払いサイトが短くなります。即日から数日以内になるでしょう。都度請求する場合で後払いの場合や期間毎請求をする場合等では、翌月末や30日の支払いサイトで請求するようになります。
複数の請求の締め日と支払いサイトがあると、請求管理が煩雑になります。事業内容によっては、都度請求をするサービスと期間毎請求をするサービスが混在することは仕方がありませんが、その場合、発生の都度、請求業務と入金確認が必要となります。
可能な限り、月の決まった日に請求業務を行えるように締め日を定めておきましょう。
上記でいう締日と支払いサイトの日や期間は、あくまで自社の締日や支払い期限を対取引先に受け入れてもらえる場合に限ります。取引先が大手企業の場合等では、受け付ける請求書の締日やそれに対する支払いサイトが決まっている場合があります。
例えば、「20日までに送付された請求書について30日後に支払う」等といった場合です。
このような場合、「月末締、翌月末払い」で請求を行っても、実際に入金されるタイミングは翌々月になってしまいます。事前に取引先にどのような支払いサイトか確認をしておきましょう。
提供サービスによっては、取引先の支払いサイトに合わせることが難しい場合もあります。
例えば、サービスを提供するにあたり仕入れを行っており、その支払いがある場合等では、売上の入金をもって、仕入れの支払いを想定している場合には、仕入れの支払いより前に入金をもらう必要があります。自分の会社の支払いサイトにあわせてもらいたい場合には、サービスの提供前に相手先に交渉しましょう。
請求書の発行時に対象期間や支払い期限があいまいにならないよう、サービスによっては事前に定めておきましょう。また、都度確認をすることの内容に、対取引先の支払いサイトを確認、管理をしておきましょう。
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