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「経理」とは「経営管理」という考えがあります。適切な経理業務を行えているという事は適切な会社経営が行えているという事です。会社だけでなく1人1人の生活にもいえる事ですが、「活動」をすれば「お金」が必要となる機会はたくさん出てきます。
この「経済活動」の記録のルールが簿記・会計であり、それを商業ベースで行うのが「経理」です。
経営者の中には「経理は後回し、とにかく営業第一」という方や「製造・開発で目一杯、経理に人を雇う余裕なんかない」という方も多いようです。もちろん本業なくして会社は成り立ちません。しかしながら、事業活動の成果は決算数字に現れてきます。
正しい数字を把握していないと、経営判断を誤り取り返しがつかなくなる場合もあります。客観的に事実を把握することは、事業成功への早道でもあります。
経理をきちんと行うと、会社経営を取り巻く数値がクリアに見えてきます。また、月次で把握出来れば、損益もその都度わかるので、納税・節税対策が見えてきます。お金の流れもみえてくるので、資金運用・投資のタイミングも逃さず捉えられるでしょう。
不安なことがあっても、細かくチェックできるだけの詳細なデータがあるので、問題をその都度クリアにできます。現在の流れを把握することで、将来の流れを効率的に推測することが可能になります。
会社の経営が現在どのような状態にあるのか(儲かっているのか、損しているのか)を示す「経営成績」と会社の財産が増えているのか減っているのかを示す「財政状態」が会社経営を考える上でとても大切になります。この二つを把握するため経理が必要不可欠です。
現在の事実を正しく知ることが、将来への正しい経営判断の糧になります。問題点を早く見つけることができれば、早期に対策を練ることができ、経営はより安定するでしょう。
経理処理がきちんと行われていない会社では“どれくらい儲かっているのか”という見当がつきません。儲けがわからないその隙を狙った横領や横流しが起きるかもしれません。
いつの間にかお金や商品が無くなっても誰もわからないのです。「うちの会社の経理は甘い」という意識が広がらないように、対策を練る必要があります。
社内だけでなく取引先等とのお金の動きが把握できていなければ、売掛金の受け取り漏れで損をしたり、買掛金の支払い漏れで信用を無くしたり、と対外的な大問題にもなりかねません。いい加減な財務諸表しかできず、銀行や信用調査会社からの評価も低くなり、融資も思うように受けられなくなります。
また税務調査では厳しく指摘され、解明のために日数がかかり、多額な税金を追徴されることも。経理をおろそかにすると、このような「負の連鎖」が起こり得るという事をぜひ覚えておいてください。